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5-764 ◆jO0YPl6aSA:2009/07/07(火) 01:47:35 ID:svZ/YZ/k0
蓮台野夜行より10曲目


少女幻葬 〜Necro-Fantasy (蓮台野ver.)


(0:00)「月が照らす夜の中で 歌を聴いたの
   桜色の夢の中で 歌を聴いたの
(0:11)それは はるか 遠い空へ 悲しく響き
   私のこの胸の中で めぐりつづける
(0:23)だから 今は 夢の中で 私も歌う
   名も知らない 誰かのため 私も歌う…」

(0:35)桜 桜 妖しの花 咲いて乱れて
   桜 桜 果敢なき花 風に舞い散り
(0:47)それはまるで 穢れのなき 御霊(みたま)のように
   悲しいほどに美しく 空を舞ってた

(0:59)今も春がめぐるたびに あなたを想う
   そう あの日も 桜が咲き乱れていたね
(1:12)青い空に桜が舞う 幻想の中
   あなたはただ 笑いながら 静かに 永い眠りについたの

(1:23)花びらよ もしも、空の上 あの人のもとへ ゆくのなら
   「さよなら」と紡いだ言葉をいつの日か届けて
(1:47)忘れない あなたの笑顔も あなたと過ごしたあの日々も
   だからもう泣いたりしない、と 今 あなたに誓う

(2:11)あの春から 幾年月すぎたのだろう?
   春が少し 遅れてきた年もあったね
(2:23)今でもまだ 悲しくなることはあるけど
   私はもう 顔を上げて あの頃のように笑えているから

(2:35)嗚呼 夢になる あなたが幻の中に溶けてゆく…
   もう 夢の彼方でしか この手は届かない
(2:59)嗚呼 「さよなら」と 紡いだあの日の言葉も風になる…
   そう 舞い散る花の中 悲しき幻葬(ファンタジー)…

(A)(ピアノパート)
(3:23)嗚呼 夢を見る あの日のあなたの笑顔を夢に見る…
   もう 季節が往き過ぎて 花が散り果てても…
(3:47)嗚呼 夢の中 桜はとわに美しく乱れ咲く…
   そう 幾度も繰り返す 無限の幻葬(ファンタジー)…
(4:11)もう いつまでも 終わらぬ幻影(まぼろし)の宴 花吹雪…
   そう 幾度も繰り返す 嗚呼 少女幻葬(ネクロファンタジー)…

(B)(管楽器パート)
(3:23)「迷い込む 春の夢の中 聴こえる響きは 別れ歌
   花びらに 託された想い その欠片に触れた
(3:47)幽雅なる 墨染の桜 尽きることのない 花の舞
   果てのない 悲しみが見せた 無限の幻想(ファンタジー)
(4:11)いつまでも 残る幻影(まぼろし)は 消えない想いは 誰のため?
   人知れず 涙こぼれてた ああ 冥界幻想(ネクロファンタジー)…」



分かると思いますが>>187のセルフアレンジです。
「」の部分(始まってから(0:35)までと、(3:23)以降の管楽器パート)は蓮子&メリー視点、
それ以外は紫視点のつもりです。状況としては、幽々子の夢を見る紫と、
(CDのコメントをヒントに)結界のスキマからその紫を覗く蓮子&メリーのつもり。
なのですが、二人が覗いてるのが幻想郷そのものなのか幻想郷で紫がさらに見た夢なのか、
考えてるうちに自分でも分からなくなってきたり…。あと紫視点の時間軸が分かりにくいのも難点ですが仕様です。

あと幻想の永遠祭を残すだけですがその前に2スレ目に投下した歌詞の粗を直したい…。

>>755
自分は大体最短3日ぐらい、調子いいと1週間、普通1ヶ月、長いときは2,3ヶ月以上です
大体人並みくらいっぽいですね



6-301 ◆eE7CrvWPRg:2010/09/24(金) 12:08:49 ID:PowesUg60
蓮台野夜行 「少女幻葬 〜 Necro Fantasy」より
[ホワイト・アウトの夢想]

(
[00:00]
生まれ落ちて空に星、夢には月影。
[00:05]
暮れて泥む車輪の跡、遠く傷痕。

[00:11]
泣いて零れ雫に花、散り敷く雪花。
[00:17]
揺れて軋む二人の背(せな)、言葉は塵に。
)

[00:35]
終われ鼓動、慟哭は闇夜に響いた。
[00:41]
月の灯り砕けては、空に瞬いた。
[00:47]
星の巡り、惑う夜空、全て変わらず。
[00:53]
花は雪に、雨は剣に、翼は折れた。

[00:59]
止まれ時よ、空を仰ぎ伸ばす右腕。
[01:05]
それで掴むことは出来ないまま、闇夜に独り。
[01:11]
終わらない孤独の旅路、行く宛もなく。
[01:17]
涙は枯れ、無力だけが、私のたった一つの感情。

[01:23]
想いなど、裏切りの果て、摩耗した心の願う夢。
[01:35]
切り裂いた心も身体も朽ち果て幻想に。
[01:47]
十六夜が見つめる先には、虚ろな目をしたお人形。
[01:59]
糸が切れ、動くことの無い骸は重なった。


[02:11]
荒れ狂って吹き荒んで暴れる世界。
[02:16]
そして、白く黒く冷たく熱く終わらない世。
[02:23]
憎しみ、妬み、僻み、切り詰められた罪。
[02:28]
紅く染まる伸びる影に広がる想い、色濃く成りゆく。


[02:35]
「あゝ、罪の手は繋がり、夢を見せてくれと願えど...」
[02:47]
償いは秘めたまま。過ぎ去る風に散る。

[02:59]
「あゝ、弔いは誰一人として居ない虚空の夜」
[03:11]
終りなき鐘の音に、独りし月謳う。


[03:23]
【月の香(か)に 花を零せど 戻らじと】
[03:30]
上の句、携えて。

[03:35(ピアノ)]
【明日を夢見し 日々を呪わん】
[03:42(ピアノ)]
月に詠む。

[03:47]
誰そ彼(たれそかれ)。
[03:50]
黄昏(こうこん)は名すらも奪い去り、消える闇夜に。
[03:59]
罪の名は【強欲】という一言が風に乗る。

[04:11]
欲しかった。
[04:13]
あなたの微笑(ほほえみ)=【ひとつだけのたいせつなもの】。
[04:23]
消え去った、温もりと共に。
[04:29]
壊れた道化、亡く。


久々に歌詞を書くと、趣味全開でした。幸せも何も無い無残な世界ばかり。
利己的な世界に立ち尽くして、なにもできないと嘆くそんな馬鹿らしさ。
すべて阿呆の夢だったら良いのにという戯言です。
好きな人の笑顔を独占したいという心が悲劇を産んでしまった、みたいな?
たまにはちょっと痛めでも面白いよね!

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